ご挨拶
『愛情とひと手間』
私が料理を作る時に心がけている事です。
母親の様に食べ手を想う大きな愛情と、職人として培った技術で食材を活かし無駄なく全うする事。
全ては“美味しい”の為に。
人の心に響く、記憶に残る料理とはそんな心がけを継続していく事だと教わり育ちました。
鹿児島の豊かな食材に加えそれらを作り出し、私共の手に届けてくれるまでに関わってくださる全ての方に深く感謝し、
皆様の想いも一緒にお皿の上を通してお伝えできればと思っております。
店主 森田 貴之
1980年、奄美大島生まれ。
高校卒業後、福岡の懐石料理屋で修行を始める。
22歳で渡欧し、15年滞在。
1つ星・2つ星レストランで研鑽を積み、
2019年2月、故郷・鹿児島で「中央町 貴よし」開店。
中央町 貴よし
一皿ごとに想いを添える和の仕立て
一皿一皿に真摯に向き合い、
ただ“美味しい”で終わらせない、
心に残る余韻をお届けできるよう心を尽くしています。
豊かな自然に育まれた食材に耳を傾け、その恵みに感謝を込めて、
ひと手間ごとに想いを重ねることで、料理にぬくもりが宿ると信じています。
握る寿司には、米と魚が静かに調和するよう、
一貫ごとに細やかな気配りを込めて、丁寧に仕立てております。
和食の技や感性を大切にしながら、
洋のエッセンスも自由に取り入れ、
枠にとらわれない一皿へと昇華させる——
それが私たちの創作のかたちです。
鹿児島市というこの地で、
生産者の想いと向き合い、季節と語らいながら、
心を映すような料理をお届けできればと思っております。
どうぞ、静かな隠れ家のような空間で、
ジャンルに縛られない、私たちの“今”を表す一皿をご堪能ください。